【講義】平安時代を攻略する重要ポイント②
平安時代について、続きです。
もう少し、攻略テクニックを紹介します。
さて、平安時代に関して、高得点を目指していくには、天皇・藤原氏・源氏・平氏を、しっかり押さえておくことが必要です。
特に、古代史では、歴代天皇を一本の軸にして、知識を整理していくことが重要です。
私の授業では、歴代天皇の暗唱を、トレーニングとして行っていますが、みなさんも、ぜひ歴代天皇の暗唱を基礎トレとしてやっておくことをおすすめします。
また、平安時代では、藤原氏、源氏、平氏も暗唱しておくとよいでしょう。
①藤原氏
冬嗣 ふゆつぐ →蔵人頭
基経 もとつね →阿衡の紛議
時平 ときひら →菅原道真の左遷
忠平 ただひら →天慶の乱
実頼 さねより →安和の変
道長 みちなが →全盛期
頼通 よりみち →摂関政治の終焉
②源氏
経基 つねもと →天慶の乱
満仲 みつなか →安和の変
頼信 よりのぶ →平忠常の乱
頼義 よりよし →前九年合戦
義家 よしいえ →後三年合戦
義親 よしちか →源義親の乱
為義 ためよし →保元の乱
義朝 よしとも →保元・平治の乱
頼朝 よりとも →平氏の打倒
③平氏
(将門 まさかど)→天慶の乱
(貞盛 さだもり)→天慶の乱
(忠常 ただつね)→平忠常の乱
忠盛 ただもり →鳥羽院政
藤原氏であれば、「ふゆつぐよしふさもとつね…」のように人物の名前だけ(太字箇所)を暗唱する練習をして、それが身についたら、教科書や授業プリント・参考書などで人物とその時代の出来事を結びつけていくとよいでしょう。
あとは、藤原氏、源氏、平氏(、天皇)のそれぞれの軸どうしの関連をしっかりと押さえておきましょう。(これがポイント!)
平将門と藤原純友がほぼ同時期に反乱を起こした。平将門の乱は平貞盛と押領使藤原秀郷が、藤原純友の乱は追捕使小野好古・源経基が鎮圧した。
白河上皇の頃、源義親が反乱を起こしたため、平正盛が鎮圧した。
崇徳上皇と後白河天皇の間の争い。藤原氏、源氏、平氏がそれぞれ一族同士であたそった。
藤原氏、源氏、平氏の人物がそれぞれ登場する出来事は、それぞれの軸の横のつながりを押さえられるので、しっかりと知識として覚えておくことが大切です。