受験と日本史を考える

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【ぼやき】新年度スタート…できるのか?

いよいよ、新年度がスタートします。

 

不安でいっぱいの新学期です。生徒も保護者も先生も、みんな不安な新学期。

新型コロナウイルスで世間が騒然としています。

 

 

根幹にある問題は、

・収束の時期が全く予想できないこと

・ワクチンや薬剤などの開発がだいぶ先であること

・確実に安全を確保できる場所はどこにもないこと

の3点だと私は考えています。

 

だからこそ、経済活動への大きな打撃と天秤にかけながら、絶妙なバランスで策を打っていかなければならないのでしょうね。

 

 

教員としては、学校の教育活動のあり方も非常に考えさせられます。

我が県は、未だに休校や分散登校等の措置を取る方針を示していません。

 

しかし、教室の環境を考えてみてください。

 

40人が1つの教室に集まって授業を受けるんですよ?

どう考えても危険だと思います。

また、登下校でも、電車・バスなどで、3密が揃いやすい環境が生まれます。

昼食だって危険です。

 

確かに、どこにいても感染リスクを0%にすることはできませんが、学校の環境はさすがに危険が多いとおもいます。

 

何事よりも優先されるべきは人命です。

学校がクラスターになるようなことがあってはならない。

 

 

ただし、ここで難しいのは、「再開の目処」の問題です。いつ収束するのかの判断はおそらく誰にもわからない。学校の教育活動にポッカリ穴が開いてしまうと、様々な問題が出てきます。

・大学入試をどうするのか。(授業が再開する自治体と休校措置の自治体でこの時点で1ヶ月弱の進度のズレがでてくる。)

・文化祭や修学旅行などの学校行事で、生徒は学ぶべき大切なことを学べなくなってしまう。

・部活動の在り方をどうしていくのか。本気で部活動に取り組んでいた生徒にとって、公式戦がなくなってしまったときに、我々はどのような形で満足のいく引退の仕方を提供できるか。

 

もはや、こんなことすら言っていられない状況になる前に、一人一人が感染リスクを最大限抑えるように行動すべきです。学校としても、しっかりそういうことを生徒に教えていく必要がありますね。

 

明日から新年度か。1日1日をしっかり頑張ろう。